読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Daydreaming

テーマは特にありません

プラダを着た悪魔/マイ・インターン

 キャリアウーマンが活躍する映画は、女性の社会進出によって一定の需要が生み出され、働く女性たちの人気を得てきた。タイトルの2作は、どちらもやり手の女社長がキーマンとなる作品であり、両作には女優のアン・ハサウェイが出演している。

 

 「プラダを着た悪魔」(2006)では、実在の人物をモデルとしたファッション雑誌の鬼編集長に、アン・ハサウェイ演じる新人アシスタントが振り回される。一方「マイ・インターン」(2015)では、アン・ハサウェイがファッション通販サイトの若手社長としてキャスティングされている。一瞬この2作は連作なのかと思ったが、そんなことはなかった(おそらく制作サイドの遊び心と話題作りだろう)。

 

 働く女性にスポットを当てている点では同じだが、2作のアプローチは異なる。「プラダ」では、とにかく働くこと、有能であることが美徳とされる世界が描かれた。「マイ・インターン」では、仕事だけでなく家庭を顧みることの大切さが描かれている。10年経って、女性の社会でのあり方が変わってきた、また男性のあり方も変わってきた、ということだろうか。2作とも良作なので見て欲しいと思う。

 

 「女性が働ける社会」になったのではなくて「女性も働かなければならない社会」になってしまったと思うのは私だけだろうか。