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Daydreaming

テーマは特にありません

PPAP

 今YouTubeで話題の「PPAP」だが、私はあまり面白いとは思わなかった。ただ、なぜ世界規模で受けたのかを考えてみると「面白かった」(興味深かった)ので、書きたいと思う。

 

 歌(?)の最初のフレーズである「I have a pen」であるが、これは我々が英語を最初に学ぶとき、必ずと言っていいほど使われている文だ。この文を使うことにより、子供には「学校でやったところだ」という感情を励起させ、大人には、「ああそんなの中学で聞いたな」という記憶を思い起こさせ、歌全体に親しみやすさを持たせている。

 

 ペンと林檎(もしくはパイナップルとペン)を合体させるとき、そしてその二つを合体させて「ペンパイナッポーアッポーペン」を作るくだりがあるが、そこで特筆すべきなのは、合体の際に言葉を用いず「Ah」で表現しているところだ。本来、この場面では「I have connected」や「I’m connecting」など二物を繋げている、連結していることを示す文が来るはずだが、あえて「Ah」で表すことで、対象とされる二物に意識をフォーカスさせる、また英語の歌でありながら「英語感」を取り払うことに成功している。

 

 短いし特に中身のない歌だが、現代の流れに乗るように上手く考えられていると思った。PPAPはYouTubeという文化に対して、最適化された笑いであり、コンテンツである。それが進化なのか退化なのかは、私にはもう分からない。

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