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Daydreaming

テーマは特にありません

Free,Ends.

 f:id:BurnTheWitch:20170330195404j:plainけものフレンズ」の最終回が放映された。私としてはやや消化不良な終わり方であったが、最後まで次が気になるいいアニメだったと思う。

 御多分に漏れず、私も1話のAパートで一度視聴を切っている。しかし、口コミを見てもう一度見てみようと思い、面白さが分かり、完走した次第だ。

 

 この作品は日常系アニメとしても楽しめるが、どちらかといえばSF、ミステリーとして機能していると考えられる。主人公たちの世界には多くの謎があり、主人公は「自分が何者であるのか」を失っている。大きな目的として、彼女(彼?)は自身のカテゴリーを知ること、そして自身の同族を見つけることを自身に課し、旅を始めた。

 

 特筆すべきなのは、主人公以外の「フレンズ」が彼女ら自身の存在について何ら疑問を抱いていないことにある。彼女たちは自身の容姿、能力、テリトリーについて、「そういうもの」として受け入れている。だから、フレンズたちは進歩しない。問題を解決するという意識が低く、自分の得意なことしかやろうとしないからだ。

 

 主人公は自身に、フレンズに立ちふさがる問題を、手続き記憶の中の知識を使って解決していく。身体能力は他のフレンズに劣るものの、その優れた思考能力で、彼女はフレンズたちを導いていく。この過程は、ヒトが動物を支配していく過程と酷似する。

 

 そしてこの変化は、ジャパリパークの脱ディストピア化を示唆している。

 

 主人公はフレンズたちに「得意分野に応じて仕事を分業させ、問題を解決する」ことを教えた。フレンズたちはイノベイターである主人公のもとで、あらゆる「やりたいこと」ができるようになっていくだろう。そして、「向上する」という指向性を組み込まれる。そのとき、フレンズたちは快適な監獄から、真の意味で野に放たれる。

 

 悲観的だが、向上していく社会においては、「のけもの」が生まれてしまうことは避けられない。そのことを踏まえ、主人公が、フレンズたちがどのような社会を選択するのか、これからの展開が気になるところだ。

 

 要するに2期が早く見たいってことなのだ。

 

 

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