Daydreaming

思ったこと、感じたこと

名もなき詩

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 漫画「BLEACH」のコミックスには、1巻に1篇ずつポエムが収録されている。それは登場人物の心情を表しているもの、その後の展開を示唆しているものなど様々だ。

 

 各種考察は各種のサイト、ブログで行われているので、単に好きなもの、好みでないものについて触れたいと思う。

 

 「産まれ堕ちれば、死んだも同然」

涅マユリの死生観、研究観を端的に示していてクールで良い。

 

「人は皆、猿のまがいもの 神は皆、人のまがいもの」

アイロニカルで良い(皮肉、ブラックジョークが単に好きなだけだが)。

 

「我々は皆 生まれながらにして死んでいる 終焉は常に 始まりの前から そこに在るのだ
生きることが 何かを知り続けることならば 我々が最後に知るものこそが終焉であり 終焉をついに見出し 完全に知ることこそが 即ち死なのだ 我々は何かを知ろうとしてはならない 死を超越できぬ者は 何ものも知ろうとしてはならないのだ」

長い。

 

「我等の世界に意味など無く そこに生きる我々にも 意味など無い 無意味な我らは 世界を想う そこに意味は無いと知ることにすら 意味など無いというのに」

虚無い。

 

 一般的に、作品の世界観を示したり、心情の示唆を行いたいときは、冒頭にエピグラフを入れることが多い。だがBLEACHでは、その役割をポエムが担っている。このやり方が良かったのかどうかはわからないが、作品のカラーを決定づけたのは間違いない。作品が完結した今、本編とポエムの関連性を考えてみるのも面白いかもしれない。

 

 成田良悟先生がどれくらい伏線を回収してくれるのか、楽しみにしている。

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